相続・遺言
みなし相続財産って何ですか?
みなし相続財産とは、被相続人(故人)が亡くなった後に遺族に支払われる死亡保険や死亡退職金などのお金のことを言います。被相続人の固定財産とは言えないものの、実質的には相続財産と見做されるものです。
相続するものに負債があった場合、どうなるのでしょうか?
負債分があった場合、相続によるプラスの財産から差し引いて計算されます。相続は現金や預貯金、不動産などのプラスのもののほか、借金などのマイナスの財産も含まれます。プラスの財産よりマイナスの財産の方が多い場合は、「相続放棄」や「限定承認」という方法も検討することをお勧めします。
相続が発生(死亡時)してから申告や納税はいつまでにするの?
相続税の申告と納税は、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。申告には所定の申告用紙と相続財産に関する資料を提出するため、作成等に時間がかかるため早めに動くようにしましょう。
骨董品も遺産になるのでしょうか?
はい。骨董品も相続財産に含まれます。骨董品や美術品は時価で評価されるため、購入時は1万円での現在100万円の価値があれば、100万円の相続財産となります。しかし、これらは専門家による鑑定をしなくては具体的な評価額は分かりませんので、鑑定の依頼をすることをお勧めします。なお、5万円以下の場合は「家財」としての申告になります。
遺産分割協議書とは何でしょうか?
遺言書がない場合、この遺産分割協議書は手続きをするうえで、なくてはならない書類になります。相続人全員による「分割内容の確認」と「この内容で同意した」ことを証明し、後のトラブルを防止する役割をもっています。